2026/5/10【 関東大学春季交流大会Bリーグ】vs立正大学 マッチレポート
第15回関東大学春季交流大会B 対立正大学戦
5月10日(日)・百草グラウンド(東京都日野市)
○帝京大学87-14立正大学●
《BRIEF REVIEW》
春季交流大会第3戦の相手は立正大学。
開始直後は一進一退。お互いにペナルティがあり、攻め込めない。先制したのは帝京。5分、自陣でのラインアウトからモールを押し込む。SH西村が持ち出し、大きく前進。WTB青栁へとパスし、青栁が走り切ってトライ(5-0)。その後はキックの蹴り合いなどもあり、一進一退。次にチャンスが来たのは15分。ラインアウトから連続攻撃。ラックから、SH西村-SO上田(倭楓)-WTB吉田(有)と渡り、吉田がディフェンスを振り切ってトライ(12-0)。
続く18分。キックオフ・キャッチからつなぐ。WTB青栁が前進し、FL喜久本-CTB吉田(琉)-SH西村とつなぎ、西村がトライ(19-0)。26分には、ゴール前ラインアウトからモールを押し込み、HO高がトライ(26-0)。続く29分、自陣ラインアウトから連続攻撃。PR森山が前進。ラックから、SH西村-SO上田(倭楓)-LO鈴木(彪)-CTB吉田(琉)-FB本橋-WTB青栁と渡り、青栁が抜け出してトライ(33-0)。その後、ターンオーバーから攻められる場面もあるが、組織的なディフェンスを続け、SH西村のスティールで防ぐ。直後の34分、ラインアウトから展開。LO坪根-SH西村-SO上田(倭楓)-LO鈴木(彪)-CTB吉田(琉)と渡り、吉田が自陣から走り切ってトライ(40-0)。
続く37分。キックオフ後のセンタースクラムから展開。SH西村-FB本橋-SH西村-FB本橋と渡り、本橋がトライ(47-0)。41分には、ラインアウトからの攻撃。ラックからPR森山が持ち出してトライ。54-0で前半を折り返した。
後半も帝京ペースが続く。キックオフから、WTB青栁のスティールでチャンスをつかむ。4分、ゴール前でのマイボール・スクラムでペナルティのアドバンテージをもらいながらBKに展開。SH西村-FB本橋-WTB青栁と渡り、青栁がトライ(59-0)。6分にはラインアウトから展開。ラックから、SH西村-CTB佐藤(楓)-WTB吉田(有)-FB本橋と渡り、本橋が走り切ってトライ(66-0)。
ここからミスやペナルティが重なり、帝京が耐える時間帯となる。自陣ゴール前での相手ボールのラインアウトからモールを押し込まれるが、インゴールでグラウンディングさせず、ゴールライン・ドロップアウトとなる。さらに、SO上田(倭楓)が22mライン内でうまくハイパントをフェアキャッチし、ロングキックでピンチを防ぐ。さらに攻め込まれるも、No.8藤久保のスティールで防ぐ。
20分、ラインアウトから連続攻撃。ラックから、SH荒木-HO梶川-SO上田(倭楓)-FL喜久本と渡り、喜久本がトライ(73-0)。この後、敵陣深く攻め込み、チャンスを作るが、ミスでトライを取り切れない。31分、ラインアウトからつながれ、今季初失点となるトライを奪われてしまう(73-7)。しかし、直後の34分、SH荒木が相手のキックをチャージし、帝京がボールをキープして攻める。LO鈴木(仁)、HO梶川らが前進。ラックから、SH荒木-CTB関口と渡り、関口が走り切ってトライ(80-7)。
38分には、ペナルティから自陣ゴール前での相手ボールのラインアウトとなり、モールを押し込まれてトライを奪われるが(80-14)、41分、ラインアウトから攻める。ハーフウェイ付近でのラックから、HO梶川が持ち出し、大きく前進。SH荒木にパスし、荒木が走り切ってトライ。
87-14で帝京が勝利し、春季交流大会3連勝とした。
《COLUMN》
―― 全員がゲームに参加する ――
この日の試合のハーフタイム、相馬監督は戻ってきた学生たちをこの上ない表現で激励していました。
「帝京に来て以来、一番のゲームかもしれない」
前半折り返し時点のスコアは54-0。しかし、相馬監督が「一番のゲーム」と称したのは、無失点で抑えたことでも、8トライを奪ったことでもありません。それは「全員が常にゲームの中にいたこと」でした。
前半のスコアは54-0でしたが、けっして帝京が一方的に攻め続けていたわけではありません。ミスなどもあり、攻め込まれるシーンが何度もありました。そのたびに帝京の選手たちはしっかりとカバーし、連携を崩さず、組織的に守ったのです。
ピンチにおいても、チャンスにおいても、誰一人として傍観者はおらず、常に互いに有機的に連携し続けていました。それこそが相馬監督が「帝京に来て以来、一番」と感じた最大の理由でした。相馬監督は「立正大さんはいいチーム。その相手に、このようなプレーができたのだから、すばらしい」とも語っていました。
後半は2トライを奪われることになりましたが、前半との違いを検証することで、かえって多くの学びを得られるのではないでしょうか。この試合を経て、チームは大きく成長できそうです。
(文/木村俊太・写真/和田八束)













