2026/5/24【第48回UTY招待ラグビー 】vs明治大学 マッチレポート
第48回UTY招待ラグビー 対明治大学戦
5月24日(日)・JIT リサイクルインク スタジアム(小瀬スポーツ公園陸上競技場)
○帝京大学40-19明治大学●
《BRIEF REVIEW》
山梨県甲府市で行われた第48回UTY招待ラグビー。対戦相手は、昨シーズンの大学日本一、明治大学。帝京としては、この春の現在地を知ることができる貴重な対戦。チャレンジャーとして、しっかりと戦いたい。
開始直後、帝京が攻め込み、チャンスを得る。しかし、4分、ラインアウトが乱れ、パスをインターセプトされ、そのまま走り切られて先制トライを許してしまう(0-5)。それでも帝京はしっかりと切り替えて、攻める。9分、相手ボールのラインアウトを奪って、つなぐ。PR森山、WTB青栁が前進。ラックから、SH西村-SO上田(倭楓)-FB本橋-WTB吉田(有)-FL喜久本とつなぎ、喜久本が抜け出してトライを奪う(7-5)。
13分には、FB本橋のハイパントをWTB吉田(有)がうまくタップして、マイボールにする。LO鈴木(彪)が拾って、すぐにLOイリエサへとパス。イリエサが抜け出してトライ(14-5)。このあと、攻め込まれるシーンもあるが、CTB関口のスティールでピンチを防ぐ。17分、ラインアウトからモールを押し込む。HO高が持ち出して前進。ラックから、SH西村-FL喜久本-No.8金森とつなぎ、金森が抜け出してトライ(21-5)。さらに27分、ラインアウトから連続攻撃。ラックから、SH西村-SO上田(倭楓)-CTB関口と渡り、関口が抜け出し、走り切ってトライ(28-5)。
その直後の29分、帝京からハイパントを相手にキャッチされ、つながれ、トライを許してしまう(28-12)。さらに、このあと、帝京にミスやペナルティが増える。39分、スクラムでペナルティを取られ、クイックで攻められてトライを奪われる。前半を28-19で折り返した。
後半開始直後は、帝京が守る時間帯。しかし、7分、形勢が一気に変わる。相手のハイパントをWTB青栁がキャッチして前進。つかまるが、SH西村-LOイリエサ-FB本橋とつなぐ。本橋がつかまりかけるが、一度、ボールを離してから拾い上げて、再度、前進。LOイリエサにパスし、イリエサが前進。パスが乱れるも、SH西村がうまく拾って、走り切ってトライ(35-19)。このあと、帝京は大きなチャンスをつかむも、もう一歩のところで取り切れない。それでも帝京がスクラムでプレッシャーをかけ、ラックではLOイリエサがいいプレッシャーをかける。
19分、スクラムから連続攻撃。ラックから、SH西村-HO螻川内-SO上田(倭楓)-FB本橋と渡り、本橋がディフェンスをかわして前進。さらに、WTB吉田(有)へとパスし、吉田が抜け出し、走り切ってトライ(40-19)。ここからはお互いに一進一退。帝京はピンチの場面も、スクラムで組み勝ち、ペナルティをもらう。さらに帝京にミスが出ても、スクラムで再度、ペナルティをもらう。ゴール前でのチャンスを作るが、取り切れない。
終了間際も帝京が攻め込む時間帯となるが、惜しくも取り切れずにノーサイド。帝京が40-19で勝利した。
《COLUMN》
―― 帝京の現在地 ――
帝京が過去、何度もご招待いただいているUTY招待ラグビー。山梨県甲府市で行われるラグビーイベントです。今回は、春季交流大会では対戦がない明治大学との試合が組まれました。昨年度の大学日本一のチームと戦える、非常に貴重な機会となりました。
前節の試合後に学生から「明治大学さんとの戦いで、帝京の現在地がわかる」という発言もありました。
「いや、お互いU20日本代表やJAPAN XVに何人も派遣しているから、力関係はわからないのではないか」とおっしゃる方もおられるかもしれません。ただ、これは「半分正解、残りの半分はそうとも言えない」と思います。
たしかに、U20日本代表やJAPAN XVに行っているメンバーが戻ってくれば、両校とも、この日のチームとは異なるメンバーとなるかもしれません。メンバーが異なるのであれば、チームとしての力関係も異なるはずだとの考え方は、そのとおりだと思います。
しかし、本当に重要なことは、この試合で得たこと、感じたことを、今後にどのように活かしていくかです。つまり、「帝京の現在地」とは「学生一人一人の現在地」でもあるわけです。
昨年度の大学日本一のチームと戦って、自分に足りなかったもの、通用したものがわかるというのは、学生たち一人一人にとって、今後へむけてこの上なく重要な体験となったはずです。
外から得点だけを見て、「今年の帝京は強い」とか「昨年度の大学日本一のチームを破った」などと論評しても意味がありません。この試合を経て得たものを、一人一人が次にどう活かしていくか。そして、それらをチームとしてどう活かしていくか。
それが見えてくるであろう、今後の戦いぶりが楽しみです。
(文/木村俊太・写真/長尾亜紀)









