あなたの意志が 未来の医師をそだてます

献体にご協力ください

献体とは

 献体とは、医学・歯学の大学における学生及び医師の教育・訓練のため、一般の方からご自身のご遺体を無報酬・無条件で提供いただく制度です。 ご遺体は解剖学実習の教本となります。学生はご遺体を自分で解剖することにより、人体の構造を学びます。 医師はご遺体で実践的な修練を行い、急速に進歩する最新の医療技術を習得することができます。
  医学教育の充実と医療の発展は、「自身の遺体を役に立てたい」と献体してくださる方々のご意志に支えられています。 献体にご協力いただけますよう、よろしくお願いいたします。

献体のながれ

帝京大学白菊会に会員登録していただきます。

ご逝去後、ご遺体をお預かりします

(葬儀後にお預かりすることもできます。ご相談ください。)

      ↓ 約2-3年後

解剖学実習において、学生が解剖を行います。

大学が火葬を行い、ご遺骨をご遺族にお返しします

大学にて慰霊祭を行い、

文部科学大臣と帝京大学学長から 感謝状を贈呈いたします。

献体登録について

献体をご希望される方は、帝京大学白菊会への入会をお願いいたします。
まずは、帝京大学白菊会(03-3964-1211 内線47252)にお電話ください。
下記の項目について確認させていただき、申込書類を郵送いたします。 

 ・ご本人の意志とご家族の同意について 
ご本人の献体の意志とご家族全員の同意が必要です。

・お住まいについて 
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県にお住まいの方にご登録いただいております。 遠方にお住まいの方は ご登録いただけないこともございます

・ご遺骨の受け取りについて 
ご返骨は2-3年後になります。

献体登録後のながれ 詳細

<日常生活において> 
ご自身が白菊会会員であることを身近な人に知っておいてもらってください。 
 
<お亡くなりになったとき> 
 ご家族のかたが、帝京大学白菊会(03-3964-1211 内線47252)にお電話ください。受付時間は土日祝日を含む毎日朝8時~夜8時です。会員様ご逝去が夜8時以降で電話連絡できない場合は、下記の<会員様ご逝去が夜8時以降で電話連絡できない場合>をご参照ください。

ご連絡いただきましたら、ご遺体の搬送や必要書類についてご案内します。 
・お葬式をされない場合 
 ご自宅または病院、施設に寝台車でお迎えに参ります。 
・お葬式・お別れ会をされる場合 
 ご指定の日時に寝台車でお迎えに参りますのでご相談ください。その場合は、ご遺体をなるべく低い温度(20℃以下)で保管するようにお願いいたします。
 
<火葬について> 
 解剖に先立ちまして、帝京大学医学部よりご連絡差し上げます。解剖実習は9-11月に行われ、11月下旬~12月上旬に火葬の予定です。 
 火葬に先立ちまして、ご遺族にご案内を差し上げます。新宿区の落合斎場にて火葬を執り行います。火葬にはお立会いいただけます。お立会いいただいた場合は、火葬場にて返骨いたします。 火葬にお立会いできない場合は、大学にて返骨させていただきます。火葬場および大学のいずれでもお引き取りが困難な場合は、指定業者によるご遺骨の配送も可能ですのでご相談ください。
 
<慰霊祭について> 
 解剖が終了した翌年の6月に、帝京大学医学部付属病院臨床大講堂におきまして「解剖慰霊祭」を行います。慰霊祭に先立ちまして、ご遺族にご案内を差し上げます。慰霊祭の当日に、文部科学大臣ならびに帝京大学学長より感謝状を贈呈させていただきます。 
 
 ご質問がございましたらご遠慮なくお問い合わせください。 

<会員様ご逝去が夜8時以降で電話連絡できない場合>

翌朝8時以降に、ご家族から帝京大学(03-3964-1211)へお電話ください。それまでのご遺体の保管の方法の選択肢といたしましては、①病院の霊安室で待たせていただく②葬儀業者に一時保管してもらう➂自宅にて安置する、があります。ご遺体の保管はできるだけ冷所(20℃以下)でお願いいたします。ドライアイスで冷やす場合には、ご遺体に直接触れないように、ドライアイスをタオルなどでくるんだ状態で、ご遺体のそばに置いてください。ご遺体の保管のための費用は、大学側は負担ができません。ご了承ください。

*ご逝去後のエンゼルケアは通常通り行っていただいて構いません。

*翌朝ご連絡いただいた後に、寝台車を手配いたします。お迎えに行く場所の住所と電話番号をお伝えください。また、必ず死亡診断書のコピーを用意し、寝台車の運転手にお預けください

*ご遺体のみ(着物を含む)、お預かりいたします。棺はお預かりできません。ご了承ください。

よくある質問

Q. 登録に際して家族全員の同意が必要なのはなぜですか。

A.  献体登録された方が亡くなられた場合、最終的にご遺体を大学に引き渡すかどうかを決めるのはご遺族です。したがって、献体登録済みでも、ご家族全員のご賛同が得られなければ献体はできないことになります。 

Q.  葬儀をしてから献体はできますか。

A.  可能ですが、ご遺体を室温で長時間保管されると組織が痛み、解剖実習に適さなくなります。したがって、冷房やドライアイスなどでご遺体を冷やしていただく必要がありますので、ご相談ください。

Q.  献体に費用はかかりますか。

A.  ご遺体の搬送および火葬の費用はかかりません。しかし、葬儀をするために病院や施設から葬祭場への搬送にかかる費用や、ご遺体の冷蔵保管のためのドライアイス等にかかる費用は、大学は負担できません。

Q.  棺は必要ですか。

A.  棺は必要ありません。ご遺体のみお預かりいたします。火葬の際は、大学が棺をご用意します。ご遺族で棺をご用意されたい場合は、ご相談ください。

Q.  献体の受け入れを断られるのはどんなときですか。

A.  以下の場合、献体の受け入れができません。

・ご家族の同意が得られない場合

・B型およびC型肝炎やHIVなどの特定の感染症に罹患していた場合

・事故等により遺体の損傷が激しい場合

・死亡後日数が経ってしまった場合

・司法解剖が行われた場合

・臓器提供をされた場合 などです。

Q.  必要な書類は何ですか。

A.  ご遺体搬送のときに「死亡診断書のコピー」が必要です。その後、ご遺族に自治体の役所へ出向いていただき、「埋火葬許可証」を取得していただきます。白菊会から「遺体解剖にかかる承諾書ほか数通の書類」をお送りしますので、署名と捺印をいただき、同封の返信用封筒で、埋火葬許可証とともに返送していただきます。

Q.  同居家族がいないのですが。

A.  献体にはご家族のご同意が必要です。同居家族がいない場合でも、ご自身のご両親、兄弟姉妹、甥姪までをご家族とお考え下さい。

Q.  遺骨を受け取る家族や知人がいないのですが。

A.  ご遺族に返骨するのが原則です。しかし、納骨や散骨を代行してくれる業者を手配済みであれば、代行業者にご遺骨を引き渡すことも可能です。事前にお知らせください。

Q.  入会後もしくは会員が亡くなった後、家族が献体を認めたくなくなってしまった場合はどうしたらよいですか。

A.  献体を取りやめることはできます。白菊会までご連絡ください。

Q.  亡くなった際、入院先の病院や主治医から病理解剖の要請があった場合、どうしたらよいでしょうか。

A.  病理解剖も医学の発展に不可欠であり、要請があった場合にはご家族の反対がない限りご承諾いただいて結構です。その際、病理解剖終了後に正常解剖への献体はできませんので、ご了承ください。このような場合、後日でも結構ですので、白菊会までご連絡ください。

Q.  解剖学実習用の遺体が足りないということを聞きますが、帝京大学ではどうでしょうか。

A.  解剖学実習は毎年行なわれており、医学生の数に対しご遺体の数は十分とは言えません。また、今後は外科手技向上のための研修 (CST) を予定しており、これまでに以上にご遺体が必要になります。献体登録へのご理解とご協力をお願い申し上げます。

お問い合わせ

ご質問などお問い合わせは、帝京大学白菊会(03-3964-1211 内線47252)

または kentai◎teikyo-u.ac.jp(◎を@に変更してください)へご連絡ください。

メールの返信には数日かかります。ご了承ください。

 
 

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